MUKU-DATA  黄肌(キハダ)化粧柱 手斧斫り 180x180mm角

続いて連投で、杉井建築さんの「化粧柱・垂直材」編
杉井さんはキハダがお好みようにで(私も大好きな木です)
垂直材として象徴的に180mm角のキハダが3本使われています。
それぞれに杉井さんの大工技術が施されています。(どーだ!ではなく地味にですけどね)
1本は上の写真の化粧ポーチ柱、ここは得意な手斧斫り
もう一本は階段脇の柱で、ここは仕上げずにあえて帯鋸目残し
もう一本は土間付近にある化粧柱でここには鯉の滝登りに見立て
埋木が施されてあります(可愛い鯉)縁起を担いでの事でしょう。
黄肌は紫外線に当たり経年変化でとても深い色に変わる材です。
陽のあたらない弊社の木材倉庫で保管していた時よりも
明らかに色が濃くなっていることがわかります。
垂直材は横架材と違った感覚になります。
手が届き触ることもできる。共に居てくれる安心感みたいなものを感じます。
「柱の傷は一昨年の~ 5月5日の背くらべぇ~」って
子供の成長を記録する柱として使うのもありですね。
(因みに関係ありませんが、私は健康診断で去年より背が縮んでいました・・
アチャチャ・・・)
キハダ手斧斫り
キハダ帯鋸目
黄肌に鯉埋木
吹抜け部分の屋根を支える束柱
何だか垂直ラインと横材の交錯が心地いい

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